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☆　ＬＥＤ 　ＬＥＤの研究開発に携わった日本人３名が、今年のノーベル物理学賞を受賞しました。 　間もなく、スウェーデンで授与式が行われます。 　日本人にとって誇らしいことですし、 　諦めない探求心は、子供や若い人に、大きな刺激になったことでしょう。 　メディアによると、 　受賞された方々には、それぞれ目標を共有しながら奮闘した支援者がおられたとのこと。 　Iｐｓ細胞の山中教授も、同様におっしゃっておられたと記憶しています。 　画期的なアイディアも、一人の力で実現することは難しい。 　それらの方々は、受賞の貢献者として、公的な記録に名前を残されるべきではないでしょうか。 　今年の初め、STAP細胞についての最初の記者会見を見た多くの人が、 　若くてチャーミングなノーベル賞受賞者をイメージしたことと思います。　私もその一人。 　でも、その後の悲劇的なテンマツ・・・。 　まだ、結論は出ていないけれど、 　あまりに秘密裏に研究を進めてしまって、 　研究プロセスの全てをしっかりと検証しながらサポートしてくれる支援者がいなかったことが、 　その後の錯綜した展開の原因の１つだったのかもしれません。 　 　さて、ＬＥＤですが、 　ノーベル賞の中でも、とくに物理学賞の世界の大方は、 　庶民とは無縁の、学者さんの領域だったのだけれど、ＬＥＤは、別格。 　庶民の誰もが身近に知っていて恩恵を受けています。 　 　低コスト、エコロジー、というのは、全人類、そして地球にとっての大きな恩恵だし、 　エコロジーというだけでなく、 　性能が秀でていてみんなが満足できるっていうことが何よりにすばらしい。 　ＬＥＤを使ったさまざまな技術改革が進んでいるらしいけれど、 　その１つとして実感できるのが、交通信号です。 　少し前までは、光の加減、例えば夕日に向かって走っているときなどに、 　信号の色が見にくく感じられることが多かったのだけれど、 　今は、そういうことはない。 　逆光でも、大雨でも、きれいに、明瞭に識別することができます。 　そして、この間の夕暮れ時、ホントに何年ぶりに、かなりの大雨の中を車で走って気づきました。 　信号の色がくっきりと見えているだけではない、とても美しい光景が描かれていることに。 　信号の色が、雨で鏡のようになった道路に、美しい光の帯を描き出していたのです。 　信号、そして、車のヘッドライト、テールライト、 　赤、黄、青、緑、と鮮やかな光の帯が、 　リズミカルなアニメーションのように、道路に流れていました。　 　光の流れをどこまでも追っていきたいような気分でした。 　ＬＥＤの強い光によってこそ描かれるアートなのでしょう。 　タクシーの後部シートに座っていては気づかない、前部シートに座ってこその思わぬ発見でした。 　受賞者の方は、ＬＥＤ技術をさらに発展させて行くことを目指しておられるようです。 　世界中の多くの技術者・研究者も、技術開発を競っていくことでしょう。 　その成果は、私たちの生活をさらに豊かにしてくれることと思います。