某役所のホームページから、ソフトのバージョンアップ版をダウンロードして、再起動したときに、　ウインドウズが立ち上がらなくなったのです。
　「エエッ！　何！　これ！」

　日頃から、大事なファイルは、バックアップしていましたが、週末夕方の、直近データが、
　未処理だったのです。
　 パソコンは、購入後３年未満だし、不具合の予兆も無かったのに・・・、と思ったけど、
　後から考えると、購入後１年未満で音声が出なくなり、機械の修理が必要といわれたけど、
　ハードディスクが初期化される可能性がある、というので放置してきたこと、
　かなり前のことだけど、立ち上がりに２０，３０分もかかることが何回もあったこと、
　そんなことが、予兆だったのかもしれません。

　ということで、現在のソフトを削除しないまま、リカバリーＣＤを使って、ウインドウズを再インス　トールしました（これも、丁寧に誘導してくれます。）。

 　再インストールしたソフトから、確かに、ウインドウズの初期画面が起動しました。
　マイドキュメントなどのフォルダも確認できます。
　Aさん「これで、必要なファイルをバックアップしたらいいですよ。」
　ヤッター！　ありがとうございます。

　容量の大きいメディアを用意して、小１時間後、いざ、保存に取りかかろうとしたら、
　ウインドウズの画面は、また、消えてました。
　再インストールしたウインドウズを立ち上げようとしても、
　起動前の４つの画面が堂々巡りするだけ。

　再び、電話に飛びつきました。
　 オペレーターＢさん「ウインドウズが起動しなくなっていますね。　
　もう１度、追加のインストールをしたらどうですか。」
　はい、はい、また、インストールしてもいいのですか？
　「いいですよ。」

　再び、リカバリーＣＤを挿入。
　途中まで進むと、ハタと、動かなくなってしまいました。

　また、また、電話！
　オペレーターＣさん、画面の内容を伝えると、
　「残念ですが、保存領域が、空っぽになっているようですね。　消えてしまったようです。
　早めに保存した方がいいのですが、普通、こんなに速くなくなることはないんですけどね。」
　そして、取引しているというデータ復旧業者を紹介、「費用が５％引きになります。」

　一刻を争うのなら、言ってくれれば大急ぎで保存したのに！と思ったけれど、
　後の祭りだから仕方ない。
　データ復旧の費用は、目玉が飛び出す、って聞いたことあるけど、選択の余地はない。
　その日は、もう遅い時間だったので、翌日、データ復旧業者の所へ、
　パソコンを、持っていくことにしました。

　“大事なファイル”というのが、某役所関連のものだったので、
　役所のサポート窓口にも相談すると、
　「ああ、追加インストールなど、やってしまったのですか、そういうことなど、
　いろいろやらないで、すぐに、復旧業者に任せた方がよかったのですよ。」と、
　有益なアドバイスを頂きました。　最初に相談すればよかった。

　それから、２日後、調査報告書が届きました。
　重度の〈管理情報の破損、認識障害〉だけれど、
　６．６ＧＢのデータが、ほぼ復元可能とのこと。　プロさんは、すごい。
　割引後の費用は、今回購入した新しいパソコンとほぼ同額。
　“痛っ！”　だけど、データが助かったのだから、とりあえず、よかった。
　
　それにしても、どんなに面倒なことでも黙って受け入れてくれて、信頼しきってきたパソコンが、
　一旦、頑固に沈黙してしまうと、とりつくシマがないこと、
　その頭の中の膨大な情報は、煙のように消えてしまう、ってことが、身にしみてわかりました。

　弱気になったカアサンは、復旧業者に勧められるままに、
　常時バックアップ用のソフトも購入しました。

　
　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　春爛漫、クッキーの花見です。


　
　　　　　　　　



　　　
　　　　　　　　　





　　　　　　　　
　　　
　　　　　　開花から１週間、はや、花びらの絨毯が。