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☆ ジャイアンツ プロ野球の優勝争いも佳境に入ってきました。 何を隠そう、クッキー一家はジャイアンツがお気に入りです。 クッキーが家にやって来て以来、東京ドームに出かけることもできなくなったので、 もっぱらTV観戦組。 ところが、「真の巨人ファン」であるFさんから、メールを頂いて、 カアサンが、軽々しいファンであったことを、改めて認識させられました。 ホントに可笑しかったので、ご本人の了承を得て転載させて頂きました。 まあ、軽々しいファンでも、いじけたりはしませんよ。ジャイアンツ選手の活躍に一喜一憂するのは、 「真の巨人ファン」さんと同じですからね。 〈From:Fさん,To:クッキー〉 私は、貴女のカアサンと一緒で大の巨人ファンです。 これは私の亡き父からずっと引き継いできたものです。 それも、母親の胎内にいた時に既に芽生えたていたものです。 父は本当に巨人が好きでした。それも川上哲治が一番のお好みの選手だったようです。
川上氏は、もちろん4番。守備はファーストでした。
非常に地味なプレイヤーでしたが、バッティングフォームが素晴らしかったですね。
レフティーでしたが、その構えは一つの隙もなく、また揺れることもありませんでした。
トップフォームはいつもと同じ。 動かない。そういったことから、不動の4番と言われて続けていましたね( 笑)。
でも、一時期スランプに落ち入ったときがありました。
彼ならではのクリーンヒット所謂弾丸ライナーがどうしても打てません。
ヒットといえば、内野と外野の間にポトンと落ちるラッキーなポテンヒットばかり。 これを、当時、テキサスヒットと呼んでいました。それで、その頃の彼は、
「テキサスの哲」と揶揄されていました。 そういった困難な状況にもめげず、彼は努力しました。そして、努力の甲斐あって、
本来の弾丸ライナーが面白いように打てるようになったのです。 また、中日に杉下茂というフォークの神様が現れました。
そのフォークは今までのストレート、カーブ、シュート、ドロップといった球筋とは全く違ったものでした。
真っすぐと思っていると、ベース盤寸前で急速に下降するのです。
これには、各チームの強打者といえども全く打つことができませんでした。
もちろん哲治も打てません。また、彼に困難な時代が到来したのです。
でも、彼は、努力の人(私目のように?)。ビデオはなかったにしても、八ミリなどを使い
懸命にフォークボールの研究に没頭したのです。 その努力相実り、いつしかフォークボールも打ちこなすことができるようになったのです。
彼、川上哲治は、「通算打率3割1分3厘,2351安打」。本当に素晴らしい打者でした。
私の父が憧れていたのも今になってみるとよくわかります。
私が長嶋や王、原にぞっこん惚れたようなものですから。 そういうわけで、私は母親の胎内にいたころからの巨人ファンです。言い方を代えれば、
「真の巨人ファン」ということができます。 貴女のカアサンは確かに熱烈な巨人ファンです。
ですが、残念ながら、私のような「真の巨人ファン」ではありません。
なぜかというと、先ほど触れましたように、私は、母の胎内の時に巨人ファンとなり、
そのまま、天上天下これジャイアンツと唱えながら御生まれ遊ばしたからです。 でも、貴女のカアサンは熱烈さはこれ認めるにしてもそれは生後のものであり、
後天的に巨人ファンとなっただけのことであり、私のように、胎内で、巨人ファンの洗礼を 受けていないからであります。 でもクッキー!そうだからといって、貴女のカアサンを責めてはなりませんよ。
この差は運命的なものであり、貴女のカアサンにはなんら責任はないからです。 ただ、クッキーは、次のことを心深く刻んで欲しいのです。
「Fさんという方はカアサンと違って真の巨人ファンであること。これは凄いこと。
この世にはめったにない貴重な存在であること」 そして、本人Fは、照れて、嫌がっているが、尊敬せざるを得ない存在であることを!
それにしても、貴女は、毛並みが美しく、光輝いていますね。
それに、大層の美人であります。これでは、どこの街を散策しても、道行く数多の男犬に
見染められていたのではないでしょうか。 いってみれば、貴女は、昭和記念公園のマドンナいや中央線沿線のマドンナ。
誉れ高き−マドンナ・クッキー−だったのではないでしょうか。 〈From:クッキー,To:Fさま〉 メールありがとうございました。 Fさまが「真の巨人ファン」だということは、カアサンもよくわかっているようです。
「FさまのDNAを作っているA、T、G、Cの4塩基のうちのGは、ジャイアンツの「G」なのよ。」って、言ってます。
「ジャイアンツが、塩基なのかどうかは知らないけど。」って。
カアサンは、「軽い巨人ファン」だけど、残り少ないシーズン、逆転優勝で終わってほしいな、と願っているのは
「真の巨人ファン」と同じです。つまり、原監督以下、ジャイアンツの選手たちにとって、嬉しい結果であってほしい、
ということのようです。
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